ネットから学ぶスマート フォン ホームページの基本
PDPの量産化で先行する富士通は、PDPの構造の改良、蛍光体の粒子の改良、PDPの厚みを変える等それぞれの方法で数十%ずつ輝度を向上させることを目指している。
コントラストの向上も求められている。 各社とも、カラーフィルタを活用したり、リブの頂点を黒くして、LCDのカラーフィルタに形成されるブラックマトリクスをガラス基板に形成する等でコントラスト向上を図っている。
また、デュポンは黒色の感光性銀ペーストをガラス基板に塗布して、線幅30〜40ミクロン、膜厚3〜4ミクロンのパターンを形成したガラス基板を開発している。 カラーフィルタを用いる場合、光の透過率が低下するため、いっそうの輝度向上が求められる。
また、ブラックマトリクスはLCD用カラーフィルタではクロムと酸化クロムの「低反射クロム」が主流で、黒色のカラーレジストが一部に使われ始めている。 これに対し、PDPのブラックマトリクスには、黒のカラーレジストが材料として使われている。
コントラスト向上の要望に対し、日本電気は、カラーフィルタを入れ、予備放電の回数を減らし、黒をより黒くすることによってコントラストを改善しているので、次に紹介しよう。 カラーフィルタは、フロント基板の中に、R、G、B各色の顔料を埋め込んで作られる。
通常、PDPでは、放電の際に発生した紫外線が、3色の蛍光体に当たって、わずかに黄色がかった光(種火)を発する。 黄色の雰囲気の中で赤を出しても、オレンジ色のように見えてしまうというように、R、G、Bそれぞれの色がやや黄色がかって見えていた。
これを改善するため、カラーフィルタを用いて、各色をよりその色らしく見せることができる。 コントラスト向上のために、カラーフィルタを活用するという考えは以前から存在するので、特許を取得することは難しいが、カラーフィルタの製造はノウハウを必要とすることから、同社は製造プロセス特許を申請している。
さらに、PDPの場合、駆動等のデータを書き込むときに、予備放電を行っており、いつも薄明りがついているような状態にしている。 このため、本来、光っていないはずの画素も、真っ黒ではなかった。
同社は、予備放電の回数を減らし、薄明りがつきっぱなしの状態を改善した。 つまり、黒をより黒くすることによってコントラストを向上させたといえる。
これらの方法で、日本電気は、300:1のコントラストを実現している。 消費電力の低減のためには、蛍光体の発光効率を上げ、ドライバICの電圧を下げることが求められる。
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